オールドスタイルのゴシック体

2013年05月24日

文字のネタ


日本でゴシック体が作られた時、漢字とカタカナはあるけれども平仮名は明朝体しかない時期があったようだ。

平仮名は元来崩し文字であり、筆跡があるためゴシック体にするのが凄く難しかったらしい。

筆跡を繋げるか、切るかとか、試行錯誤の結果、明治末期に完成度の高いゴシック体が登場し、大正末期から昭和初期にかけて一般的に使われるようになったと言われている。

で、このころのゴシック体がデジタルフォントで復刻されている。ズッコけた骨格がなんとも味わい深い。